保育士の定年

保育士の定年は何歳なのか、また、定年近くなってからの働き方を紹介しています。

保育士の定年・退職金は?

公立保育園であれ民間保育園であれ、保育士にも契約上は定年があります。一般的に、保育士の定年は60歳。現役の保育士として定年まで働き続ける人もいれば、主任や施設長などの管理職として定年を迎える人、中には園長に昇進して定年を迎える人もいるでしょう。

定年時の退職金は、園の規定によります。公立保育園であれば、自治体の公務員としての退職金が支払われ、民間保育園であれば、その事業者の規定にしたがって支払われます。

金額は園によって様々で一概に「この金額」とは言えませんので、気になる方は一度確認しておいたほうが良いでしょう。

ところで、実際の現場では、園長など一部の人を除いて、定年まで働き続ける保育士はほとんどいないのが現状。結婚や妊娠、出産、子育てなど、ライフスタイルの変化を迎えると、退職するのが暗黙の習慣となっている園もあるからです。

でも、これは実にもったいない話。保育士は、定年までどころか定年後でも、パート・アルバイトとして働けるのです。状況が許すのであれば、定年まで保育士を務めて、ぜひ子供たちの成長を見守ってほしいものです。

50歳以降で保育士資格を活かす

厚生労働省によると、全国の保育園で働く保育士の平均年齢は34.7歳。40代くらいまでの保育士であれば、時々見受けますが、50代以降になると、その数がグッと減っているような印象があります。

他の業界、たとえば幼稚園教諭や看護師などでは、50代以降の女性も多くみられます。それに比べて保育士が少ないのは、どんな理由なのでしょう?

第一の理由は、体力面の問題です。保育士の仕事はそのイメージとは違って体力勝負。保育士の仕事を一日眺めていればよく分かりますが、午前も午後も、一日中、子供たちと走り回っている印象すらあります。

加えて、子供たちが帰ったあとも遅くまで事務作業やイベントの準備などがあるため、仕事を続ける前提として「体力」が必要となってくるのです。

第二の理由は、ブランクです。多くの保育士は、結婚や出産などを機に、一度保育園を退職しています。

子育てが終わり、落ち着いたころには50代になっている、というケースも多いでしょう。長いブランクが空いてしまったため、今さら保育園に就職しても役に立たないという、思い込みや劣等感があります。

ですがこれら、「体力の問題」と「ブランクの問題」は、結論から言うと、本人の思い込みにすぎません。体力面で自信がなくても、別の場面で保育士は必要とされています。ブランクがあったとしても、保育技術のベースは今も昔も同じです。

「潜在保育士」を活用する国の政策が活発化

日本では、少子化問題がどんどん深刻になっています。子供の数が減ってきているはずなのに、なぜか待機児童の数がどんどん増えています。

もはや大きな社会問題とまでなってしまった待機児童の激増に対し、2016年、国はようやく本気で取り組みを始めました。「潜在保育士の活用」と「保育士の給与引き上げ」です。

潜在保育士とは、保育士の資格を持ちながら、それを活かしていない人のことを指します。日本に多くいる潜在保育士を、国は再び保育の現場へ促そうと本腰を入れ始めているのです。

しかも、単に「保育園に戻れ」と叫ぶだけではなく、給与水準の引き上げも(民間保育園に対しても)決定しています。

国の言う潜在保育士とは、率直に言えば、40代や50代などブランクある保育士のことでしょう。まるで名指ししているようなものです。

50代以降の保育士さんには、大きな追い風が吹いてきました。国の力強いバックアップを活用し、ぜひ保育士として今一度輝いてみてはどうでしょうか?

保育現場では50代以降の保育士が求められている

子供たちが発する微妙なサインに気付いてあげられるかどうか。そうした繊細さや洞察力は、年齢とともに養われるものです。

大事な子供を預ける保護者の立場からすれば、自分より若くて経験の少ない保育士さんよりも、自分よりも年配で様々な経験をしている年配保育士さんのほうが、頼りになるでしょう。

時代がどんなに変わっても、保育園に通う子供たちの本質は変わりません。まだ時代の価値観が入り込む年齢ではないからです。

たとえブランクを経て復職したとしても、時代の変化に遠慮することはありません。過去の保育経験と、これまでの人生経験をすべてぶつける保育。それこそが、まさに保護者が求める保育なのです。

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