給料の相場

仕事をする際に気になる給料。保育士のみなさんが貰っている額がどのくらいなのか、相場を調べてみました。

保育士の給料っていくらが相場?

保育士は、仕事がハードで拘束時間が長い割には、給与が低めと言われています。低めとは言っても、具体的にはどれくらいなのでしょう?公立保育園、私立保育園、院内保育所、企業内保育所、パート・アルバイトなど勤務先・勤務形態に分けて、給与水準の実態を調べてみました。

その前に、まずは公立・私立問わず保育士の平均給与の実態を見てみましょう。数字は、厚生労働省の調査に基づきます。

  • 平均年齢…34.8歳
  • 平均年収…3,167,000円
    (内訳:月給216,100円、年間賞与573,800円)
    ※勤続年数…7.6年、労働時間…168時間/月、超過労働…4時間/月

日本人労働者の平均年収が約450万円と言われる現在、34.8歳で3,167,000円という年収は、他の業界に比べると決して高いとは言えません。しかもこの額は「総支給額」ですので、「手取り額」の平均はここから更に低くなります。

勤務先・勤務形態別の給料相場

公立保育園

保育士の年収がもっとも高いのは公立保育園。平均月給は18万円ほどですが、年間の平均賞与額が66万円以上と高額になっています。

私立認可保育園

社会福祉法人の場合は、平均月給は約18万円、平均賞与が47万円ほどと賞与で年収を押し上げている印象です。一方、株式会社の場合平均月給は、ほぼ同額。ですが、平均賞与が約38万円ほどと少な目に設定されているようです。

院内保育所

病院内に設けられた院内保育所の平均給料は、月給で10万円、賞与で50万円ほどです。

企業内保育所

オフィスビル内などに設けられた企業内保育所の場合は、平均月給が18万円ほど、平均賞与が29万円ほどです。

パート・アルバイト

パートやアルバイトの場合は、時間給計算になります。厚生労働省の試算によると、保育士の時間給は1,256円。これに1か月分の勤務時間数を掛けたものが月給となります。賞与はありません。

以上、勤務形態の違い等による保育士の給与相場を見てみました。調査期間や調査対象によって多少の誤差はありますが、どの発表統計を見ても、保育士の給与水準は決して高いとは言えません。

給与が増える?「保育士就職促進対策集中取組月間」とは

このような保育士の実態を改善すべく、政府や自治体がようやく本腰を入れ始めました。待機児童問題の解消に絡め、潜在保育士(資格はあるが保育士の仕事をしていない人)の活用を促す政策を力強く推進し始めたのです。

具体的には、「保育士就職促進対策集中取組月間」の設定です。平成27年3月を同月間と位置づけ、保育士不足の著しい地域において、潜在保育士の復職を促す具体的な政策を開始しました。

ただ、潜在保育士を再び保育の現場へ戻すためには、給与水準を適正なレベルに引き上げる必要があります。現状のままでは、政策は空振りしてしまうでしょう。

そこで厚生労働省は、民間保育士で働く人の給与を平均5%改善することを決めました。また、復職に備えた具体的な研修も提供し始めました。

平均で5%年収がアップすれば、保育士の給料事情はかなり改善します。

この政策がうまく回れば、全国的に同じ動きが加速されるでしょう。動きに連動して、民間保育園は競争の中で給与水準をさらに上げてくる可能性もあるでしょう。

現時点では保育士の給与は低めと言わざるを得ませんが、事態は保育士にとってかなり良いほうに動き始めています。

保育士を退職して現在は仕事をしていない人、または、より高い給与を求めて保育以外の職場で働いている人などは、今一度、保育士の仕事を考えてみるきっかけにしても良いかも知れません。

詳しくはハローワーク、保育士・保育所支援センター、民間の保育求人エージェントなどに問い合わせてみましょう。

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