病院・医療施設

保育士資格を活かせる現場のひとつ、病院での仕事について紹介しています。

病院で働く保育士について

病院で働く保育士は「病棟保育士・医療保育士」、「病児保育士」、「院内保育士」と大きく3種類に分かれます。

それぞれ具体的に紹介していきます。

病棟保育士・医療保育士

病棟保育士・医療保育士とは、入院中の子供に対して保育サービスを提供する保育士です。

仕事内容は、基本的に普通の保育園と同じですが、そこが病院であり、また、子供たちは病気であるということを念頭に置いて仕事をしなければなりません。普通の保育園の子供たちとは異なる視点を持って、保育サービスを提供する必要があります。

そのため病棟保育士・医療保育士には、最低限の医療知識が求められます。独学または「医療保育専門士」などの資格を取得して業務に就く保育士、また中には、元・看護師をしていた病棟保育士・医療保育士もいます。

なお、病棟保育士と医療保育士は、ほぼ同じ意味。ただし、厳密に言えば、より医学的要素の強い業務を含んだ保育士のことを、医療保育士と呼ぶこともあります。

病児保育士

病児保育士とは、入院中の子供たちに保育サービスを提供する保育士。病棟保育士・医療保育士との大きな違いは、入院が短期的な子供たちが対象、という点です。

普段は通常の保育園に通っているものの、感染症などで一時的に入院が必要となった子供を対象に、保育サービスを提供します。

院内保育士

院内保育士とは、病院に勤務する医師や看護師、その他の医療関係者の子供を預かる保育士。病院の敷地内に設置されてあるために、院内保育と言います。

病院は24時間体制です。医師も看護師も、シフトを組んで24時間対応しています。生活サイクルが一般の職業の人とは異なるため、通常の保育園では充分な保育に欠けてしまいます。こうした医療関係者のニーズに応えるべく、特に大病院では院内保育所を設置しているところがほとんどです。

近年、看護師不足が問題化しています。資格だけ保有している潜在看護師を確保するために、福利厚生の一環として院内保育所を設ける病院が増えてきました。今後もますます院内保育のニーズはますます高まっていくでしょう。

院内保育士は、近年、保育士の間でも人気の職場です。なぜなら、一般的な保育園に比べて、心身への負担が少ないからです。

というのも、病院内の保育施設において、一般的な保育園のような大掛かりなイベントはできません。準備や実行などによる心身の負担は軽減されます。また、子供を預かっている間は、親が院内にいるということでもあります。

子供に何かあった場合には、すぐに親が駆け付けることができるという点も、保育士の心の負担を軽くしています。そして何より、預かる子供の数が普通の保育園より少ないという点が、ある意味大きなメリットかも知れません。

もっとも求人が多いのは「院内保育士」

「病棟保育士・医療保育士」、「病児保育士」、「院内保育士」の3つのうち、最もニーズが高く、また最も人気なのは、院内保育士です。

以下、院内保育士の待遇の一例を紹介します。

大規模病院における院内保育士の求人例

  • 職種:保育士
  • 雇用形態:正社員
  • 月給:198,606円(時間外手当15時間を含む)
  • 賞与:1.5カ月分
  • 勤務時間:8時間勤務~11時間勤務のシフト制
  • 担当園児数:0~5歳児までを合計10名程度
  • その他:社保完備、施設優待券等あり

院内保育士に興味がある人は、保育士求人サイトを確認してみてください。大手サイトには非常に多くの求人が掲載されています。

※2007年に「医療保育専門士」という資格が誕生しました。保育士としての専門性を土台に置きつつ、入院中の子供や、感染症などで一時的に隔離された子供に保育サービスを提供するための資格です。一定の条件を満たした保育士は、この資格を取得することができます。

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